桜の季節になりました
こんにちは。
今年は桜が咲くのが早く、私が住んでいる旭川でもゴールデンウイークに開花しています。
自然のきれいなものを見ると癒されますよね!
読んでいただいている皆様のお住まい付近はいかがでしょうか?
旭川では先週から寒暖の差が激しい日々が続いており、体調を崩してしまう方が多く見受けられます。
明確に「ここが悪い!」というものではなく…
なんとなくダルさがあったり、気分が乗らないことが増えたり
眠りが浅くなっていたり、呼吸が浅くなっている、などなど
このような状態のときには自律神経が乱れていることが多いのです。
最近はテレビや雑誌でも良く見聞きするようになった自律神経。
名前は知っているけれど、何をしているのかまでは知らないという方が多いのではないでしょうか?
今日は、ちょっとだけ解説していきます!皆様のお身体を維持するうえで参考になれば幸いです。
さて、自律神経のお仕事ってご存知でしょうか?
一言で表すと「良い状態を保つ」です。
主に、自律神経が制御しているものは、内臓、血管、目、耳、筋肉など「無意識に使っているもの」です。
体の機能のほとんどが影響を受けています。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」にわかれていて、それぞれに役割があります。
交感神経は、活動をするために働きます。朝起きる、スポーツをする、家事をする、など
副交感神経は、休むために働きます。ホッと一息つく、眠る、など。ただし、体がお休みすると内臓は活発に働きます。
どうして、このような作用があるのか。原始時代の事を考えるとわかりやすいかなと思います。
マンモスを狩る時には、交感神経が強く働きます。
脳からはホルモンが出て興奮状態となります。
目は見開き、呼吸が荒くなります。
血管をぎゅっと閉めて血液を送り込みます。筋肉に多く酸素と栄養を運びこんで力を入れやすくします。
つまり「狩りをするのにいい状態」を作っています。
狩りを終えて帰ると、副交感神経が強く働きます。
脳の興奮が収まり、呼吸、血管も通常へ。
そして、食べたものを消化するために内臓が活発に働きます。
栄養をしっかりと取り込み、睡眠をとり体を修復させています。
「お休みをするためにいい状態」を作っています。
こうやって、体をその時に合わせた良い状態を作っています。
マンモスを狩っているときに眠たくなって力が抜けたら危ないですよね。
ちょっと長くなりましたが、最近は、自律神経失調症などにも悩む方が増えてきているのでこのテーマにしました。
情報に振り回されてしまって、症状ばかりを気にされる方が多いように感じます。
ご自身の体について症状に悩むよりも、機能(人間の体ってすごい!)をほめてあげてください。
ダイアン鍼灸整骨院 三浦拓也